いつもありがとうございます。
ようやく梅雨入りした近畿地方。
アジサイやハス、クチナシの花が満開ですね。
国道311号線から彦五郎公園沿いに見えるアジサイもきれいです。
先日、お泊りいただいたお客様が朝ごはんを食べている時、
「ヒョロロロ〜」という鳴き声が聞こえました。
私が知らずに「鹿ですかね〜」なんて話をしていたら、そのお客様が
ヤマセミではないか、とおっしゃっていました。お客様も初めて聞く鳴き声だったそうです。
出発後しばらくしてお客様から少し興奮してお電話をいただきました。
それは、「朝食時に聞いた鳥の鳴き声は『アカショウビン』という鳥です。大変珍しい鳥です」という報告でした。
アカショウビンは和歌山県ではレッドデータブックに載っている絶滅危惧種だそうです。
ネットからの情報ですが、我が中辺路町では「ミズヒョロ」という名前の鳥で、たぶんこの果無山脈周辺での民話がありましたので紹介します。
「果無山脈など奥地に赤く美しい鳥が雨樋様の時に限ってひょろひょろと澄んだ声で鳴く。この鳥は元は娘で、母子二人、この山の峰伝いで茶屋をしていた。母が病気になり、苦しんで娘に水を汲んでくるように頼んだ。娘は小桶を持って谷に下ったが、綺麗な赤い服を着た自分の姿が水面に映っているのに見とれてしまった。気がついて水を汲んで戻ったときには母はすでに事切れていた。娘は嘆き悲しんでいつしか赤い鳥に生まれ変わった。だから普段は静かに山の中に隠れ、雨模様になるとひょろひょろと鳴き渡る」(ウィキペディアより)
どうやら渡り鳥だそうなので、この時期にだけ現れる鳥らしいですね。ちょっとそれらしい姿も一瞬見ましたが、赤茶色の鳥でした。
明日も雨模様ですが、自分の姿に見とれて脇見せぬよう、安全運転でお越しください。